毒白

百合の花。そろりと刺してそろりと帰った白い蕾開いて冷たい露のしたたることを願うばかり

疑心暗鬼も度を越すと何もかも信じられない頭にふと浮かぶ自分だけは信じるしかないではないかという心持。生と死、人生の目的、自分 解けない問題なのだから解こうとせずになるべく人生を楽しいものにしようとすることが賢明だと思われる、と頭で分かってもこびりついて考えずにはいられない。病気かはたまた憑き物鬼か

妬み、傲慢、消えない疑問、愚か、卑しい、自家撞着忘れようとしても嫌でも目につく消えない汚さ

荒波、凪の如く感情の変化。苦がなければ快もなし。戰なければ平和なしと書物で読んでおおいに感心しながらも、心の辛さはちっとも変わらない

時間の変化とともに流れる水の如く変わる自分の中の真、最早なにを真とすればいいかわからない。

年を重ねる度に増す記憶の重み この先自分がこれに押し潰れはしまいか。ふとしたときに頭に現る昔の人物事 なぜかいいようのない辛さを伴う。脳は決して忘れていない。膨大な記憶。重い。

とはいいながら忘れていくのも怖し

 

あまりの辛さの只中で書きなぐる11/6