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昨晩、大学図書館の地下書庫の夢に金縛りが付いてきた。昨日、地下書庫を練り歩いたからだろう。よく考えると広さと無音で空気が物凄い感がある

大学図書館

市の図書館 「春雨物語」を借りた

 

朝『存在と無』を面白く読んだが、なんだか音のないような一日だった。あっという間に夕方。

 

以下

胡蝶物語 曲亭馬琴の引用

 

「懊悩たるもの思ひ、凝てゆふべの夢となり、夢亦覚てゆく所をしらず、夫夢は形貌の影なり。」

 

「廣い浮世に五尺の軀をおきかねて。大千世界を見極めたいとは。石亀のじだんだ。鷹が飛べば糞蠅も、飛びたがるようなもの。縦天地を極めたりとも。自のため他の為にはならず。君子は父母の國を去らず。歌人は居ながら名称をくる。

人の見ぬものが見たいといふは。奇を好む程を知り給へ。道に尿あり。泥中に玉あり。只世の人が見ることは見るけれど。その気のつかぬ所を見るを。真の活眼といふぞかし。さればとて。これを見んこと容易からず。」

 

 

雨止まず